田島小学校への移動図書館廃止について

現在、桜区役所、新設工事に伴って、さいたま市の桜図書館がプラザウエスト内に併設される
予定です。

桜図書館は、7月5日に開館予定ですが、これに伴って6月15日に田島小学校駐車場への
移動図書館は廃止になるそうです。(松本自治連合会長に対して北浦和図書館から通告が
ありました。)

さいたま市の移動図書館は、上記しらさぎ号が旧浦和地区を、ほたる号が旧大宮地区を2週
間に一回各地域を巡回しています。

北浦和図書館からの文面によれば、田島小学校への移動図書館は廃止になる予定ですが、
田島団地駐車場への移動図書は廃止では無いようです。
(ほたる号の巡回予定表は9月まで掲載されていますが、しらさぎ号は6月まで)

移動図書館時刻表へのリンク

また、この文面によれば、上記日付より移動図書館が無くなるため、以降は桜図書館を使って
欲しい旨が記載されていましたが、「お近くの桜図書館」と記載されていました。

南区の松本地域で一番桜図書館に近い松本一丁目でも3Km以上、まして田島小学校に通っ
ているパシフィックパレス武蔵浦和自治会地域に至っては約5Km弱。 移動図書を利用する
機会の多い小学生や幼稚園児にとって、とてもお近くの・・・とは言い難い距離です。

また、松本地域各自治会やパシフィックパレス武蔵浦和自治会、ライオンズマンション武蔵浦
和自治会地区が属する南区の南浦和図書館(新設の桜図書館は桜区内)まではそれぞれ、
4Km以上の距離があります。

休日にお父さんやお母さんたちと一緒に車で図書館に行ける子供はよいと思います。
でもそんな子供ばかりではないはず。

そんな子供にとって、今までいつも通っている小学校で借りられていたものが、往復8Km〜
10Kmの遠くにいってしまいます。

この距離は、実際に歩く距離よりもっと遠くに、本や知識から子供を遠ざけてしまうのではな
いでしょうか。
2週間に一度の楽しみを奪ってしまってほんとによいのでしょうか。
恵まれないそんな子供たちのために移動図書があるのではないでしょうか。

たしかに、移動図書の利用者は子供だけとは限りません。
お年寄りや地域の人たちも利用していることと思います。
ただ、私たちの将来を担う子供たち、少子高齢化から、自分の親だけでなく、子供を作らなか
った多くの人たちの老後の生活をも、税金という形で担わなければならない子供たちに誰より
も最高の機会を与えなければいけないであろうことは、ご理解いただけると思います。

なお、さいたま市のホームページによれば、旧大宮地区の図書館は9施設、旧与野地区は3
施設に対して、かつては文教地区といわれた旧浦和地区は4施設(県立、大学含まず、各分
室含む)と旧浦和地区は非常に施設が乏しいのも現状です。

  文責 ここで生まれ育った子供たちが故郷としてこのまちを好きになって欲しい 編集局長